はじめましてはじめました

はじめまして。私の主観で世の中で起きていることをブツブツと語るブログです。

UA!

UA。なんだこれは!?



ユナイテッドアローズ。服好きなら誰でも知っている日本の名門セレクトショップ大手。


セレクトショップとは、文字通り洋服をselect(選んで)売るshop(お店)のこと。



対してUNIQLOなどは、自社で物を作り小売りに至るまでやっちゃうSPA。
(specialty store retailer of private label apparel の略)で製造小売のこと。



SPAは、客の欲しいものを作って売る。UNIQLOは安く物を作って安い流通コストで安い物を多く売って稼ぐ。



一方、セレクトショップなどは客の欲しそうなものを選んで仕入れてそこに様々な付加価値を組み込んで高く売る。その付加価値で稼ぐ。



ってのが、アパレル小売業についての大体の説明なんだけど。



先々週の土曜日8月5日の日経にユナイテッドアローズの記事が載っていて、



要約すると、
時価総額1兆円を超えた成長株のZOZOTOWN。一方、"じり貧"のUNITED ARROWS



ネット通販が15.6%増えて、店舗が3.6%減少して全体の7月の売上が前年比で0.2%減になった。



ネット通販の売上高の6割をZOZOTOWNが占めているが、成長したZOZOTOWNに新規参入した他のブランドとの競争が激しい。


                 以上



まあ、好きなブランドがこうなったのは残念だけど、




正直セレクトショップなど付加価値を稼ぎの中心に置いてきた連中が、ZOZOTOWNに手を出したのが悪い。良く考えたら相性最悪でしょ。




個人的に話すと、ZOZOTOWN昔はよく使っていたけど今では殆ど買わなくなったな。というか、買いたくなくなったよ。




年をとってモノの価値に敏感になったのかもしれないけど。逆に若い人はそうでもないのかもしれない。
ZOZOTOWNで売ってるモノには
魅力を全く感じないし正直ダサいなって思うから。





以下でZOZOTOWNのダサさや相性が悪い理由を色々説明することにしよう。





まずは、
実際に触れて見てみないと、モノの良さ悪さって正直分からないってのがある。






商品説明が書いてあると思うだろうけど、元々モノを知ってる人ならともかく知らない人が文章を読むだけでモノの良さがわかるかっていうとそうじゃないでしょ。





だから、商品説明はやっぱり購入基準としては弱い。百聞は一見にしかずとも言う。






繰り返し言うけれど、はっきり言ってモノの良さ、悪さってのは実際に触れてみないと分からない。だから、そういった価値の基準は置き去りにされる。そして価格が一番前に出てくる。





更に、今の時代モノを購入するときネットで調べられちゃうからね。薄っぺらな商品説明などもう当てにしないでしょ。





それが前提にあって、セレクトショップの付加価値の増加は全てブランド価値、つまり雰囲気造りが基本。
セレクトショップに行って皆がここで買おうって思うのって、大体店員と店の構えでしょ。もう、価格においてネットには敵わないし。





例えば、DIESELやCOACHとかの高級ブランドもやっぱり地価の高いファッションビルで売ってるモノほど魅力あるし、地方のディスカウントショップに売ってるモノは安っぽい感じがして敬遠するでしょ。




それがショップのおしゃれさ、インテリア、土地柄などの付加価値の正体。




つまり、それらの高いサービスが高い付加価値を生み出して沢山の利益を稼げるセレクトショップの良さ。でもさ、ZOZOTOWNってそういうのないじゃん。




皆、プラットフォームは一緒でしょ。皆が同じ土台に立ってるからここのショップ良いじゃんってのがない。サービス(付加価値)もどこも一緒。




結局、ZOZOTOWNなどはECの企画を均一にしてあるから、ZOZOTOWN内に出しているどこの会社で買ってもモノの価値は価格通りになるから、モノの価値そのもので勝負するしかないからどこで買っても一緒なんだよね。"わざわざここで買おう"ってものが一切ない。




ってことは、
彼らはEC内で本来ならあり得ない低品質の競合を増やすだけでなく、小売業としての自分達のブランド力(付加価値の総合)を消してしまってる。




そもそも昔は、セレクトショップって情報が限られた中で、皆が知らないような良いモノを提案して買ってもらってたから簡単に情報にタダでアクセス可能な現在ではそれも難しくなってきてるし。




既存のセレクトショップ固有のブランド提案が出来なくなってきたから、


1.別注アイテム
2.オリジナル商材(通称セレオリだね)



を作ってブランド価値を高めたはずなのに。




まあ、昔のセレオリはもっと質が良かったのに最近は低価格ブランドに対抗してなのか質をわざと下げた気もするし。次はどうすんだろう。





経営学の観点から見たら、国内の銀行で流行りが続いている統合かな。やっぱり規模的にZOZOTOWNに負けているから、契約面で少し頭が上がらないところが出てくるだろうし。そろそろ大手セレクトショップの統合は見てみたいかも。




今度は会社法もまとめてみると面白いかもな。




後、個人的に、おすすめするのは大手セレクトショップが組んでZOZOTOWNから退いて大手同士をEC運営するとかも面白い。




ここまで縦の広がりの話何だけど、ジャーナルスタンダードとかは既により利益が見込める家具に手を出してる。そう言えばZARAが最初で、他も追随して皆家具に手を出したのかな。一方で、アメリカのサーフブランドのサタデーズとかはカフェを出したり。




洋服だけじゃ、利益が見込めなくなったってことか横の動きが目立つ。
広げる動きがこれからも加速するのか、まとめてコンパクトになる動きが見られるのか、どうなるんだろう。




やっぱり長くなってしまった。うーん"(-""-;)"
やっぱり上手くまとまらない。



ここで、この話は切り上げよう。















魅力がない。だから、そこに色をつけるのが価格になっている。